今週より7冊同時進行読書を実行していきます。
今週から7冊同時進行で読んでいきます。追加作品はホフマン作 神品芳夫訳【黄金の壺】(岩波文庫)です。
今週からいよいよ7冊同時進行読書を始めます。
12月8日(日曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 5 (~261ページ)
- 【坑夫】(~66ページ)
- 【水滸伝】(一) 巻の五 (~207ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 三章 6 (~175ページ)
- 【赤毛のアン】第十章 アンのおわび (~106ページ)
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~40ページ)
- 【黄金の壺】第一の夜話(5~8ページ)を読みました。
【ブログ】
今週からいよいよ7冊同時進行読書を始めます。準備期間として6週間かけて一冊ずつ増やしてきました。油断すると継続できなくなりそうなので、ある程度気を引き締めて生活していこうと思います。
【坑夫】
主人公の青年とポン引きの長蔵は炭坑の山に向かっています。
赤毛布(あかげっと・首元に小汚い赤い毛布の様なものを巻いた青年)に続き、突然現れた13,4歳の少年、通称「小僧」が一行に加わりました。いわゆる浮浪児です。
12月9日(月曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 6 (~268ページ)
- 【坑夫】(~70ページ)
- 【水滸伝】(一) 巻の五 (~212ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 三章 6 (~182ページ)
- 【赤毛のアン】第十章 アンのおわび (~112ページ)
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~47ページ)
- 【黄金の壺】第一の夜話(~12ページ)を読みました。
【戦争と平和】
ナポレオン25万の軍勢に追われ、クトゥーゾフ率いる6万のロシア軍はウィーンに向けて退却しています。
にもかかわらず、戦闘前の高揚した楽しげな気分が横溢しています。しかし、実際に始まってしまえば、悲惨な状況になることは明らかなのですが。ある種の興奮状態に陥っているのでしょうね。
【黄金の壺】
昇天祭の日、大学生アンゼルムスは、醜い老婆の露天商の商品のかごに突っ込み、祭りを楽しむためのお金を失ってしまいます。相当そそっかしいですね。もっともこの老婆、ただの老婆ではなさそうです。
12月10日(火曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 7 (~276ページ)
- 【坑夫】(~76ページ)
- 【水滸伝】(一) 巻の六 (~220ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 四章 1 (~192ページ)
- 【赤毛のアン】第十一章 アン日曜学校へ行く (~121ページ)
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~50ページ)
- 【黄金の壺】第一の夜話(~14ページ)を読みました。
【水滸伝】
巻の六
九紋龍 赤松林に剪径(おいはぎ)し
魯智深 火もて瓦罐寺焼く
完訳水滸伝/岩波文庫
豪傑108人のうち、まだ5人しか登場していません。
魯達は出家して魯智深になっても相変わらずの暴れっぷりです。(飢え死にしかかっている老僧たちの三日ぶりの粟粥を奪い喰らって、取り戻そうと向かってくるその老僧達を突き転ばしていきます。)そもそも、殊勝な思いから出家した訳ではないので、性格・行動が変わらないのは、まあ当然と言えば当然です。それよりも、この魯智深、もとはと言えば軍隊の隊長だったはず、よくこんな短気で短慮で乱暴者でその任が務まっていたものです。
卵粥です。作中の粟粥は、こんな上等なものではありません。
12月11日(水曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 8 (~278ページ)
- 【坑夫】(~80ページ)
- 【水滸伝】(一) 巻の六 (~228ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 四章 2 (~199ページ)
- 【赤毛のアン】第十二章 おごそかな誓い (~129ページ)
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~51ページ)
- 【黄金の壺】第一の夜話(~16ページ)を読みました。
【赤毛のアン】
黒い髪と黒い目、ばら色の頬、何か言う前に笑うダイアナの登場です。アンの腹心の友であるこのダイアナとの出会いは、最も印象深い場面の一つです。
そして、そのあと家をに帰ると、無骨で不器用なマシュウが、アンが好きだと言っていたからと、チョコレート・キャラメルを買ってきていました。本当の豊かとは何なのか、確かに今の日本ではそんなお菓子はいくらでも簡単に子供に買い与えることはできるが、などど書こうとしていたのですが、以外とチョコレート・キャラメルって見かけないですよね。
さらに、冷たいともとれる厳格さをもつあのマリラが、「アンが来てからまだ三週間しかたっていないのに、もとからずっといる気がする。あの子のいないこの家は想像できない。」と述懐しています。
【黄金の壺】
金緑色の輝く小さな蛇が、意気消沈している大学生アンゼルムのもとに現れます。この独特な雰囲気とヴィジョンはホフマンならではです。
12月12日(木曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 8 (~283ページ)
- 【坑夫】(~86ページ)
- 【水滸伝】(一) 巻の六 (~228ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 四章 3 (~213ページ)
- 【赤毛のアン】第十三章 待ちこがれるピクニック (~132ページ)
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~56ページ)
- 【黄金の壺】第二の夜話(~21ページ)を読みました。
【イリアス】
総大将アガメムノンは退却を命じますが、実は策略であり兵士達を試みるためです。嬉々として退却に準ずる者を罰しようとの腹積もりなのです。
ヘラの命を受けたパラス・アテネは知将オデュッセウスを用いてその企みを阻止します。
12月13日(金曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 8 (~289ページ)
- 【坑夫】(~90ページ)
- 【水滸伝】(一) 巻の六 (~242ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 四章 3 (~219ページ)
- 【赤毛のアン】第十三章 待ちこがれるピクニック (~137ページ)
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~61ページ)
- 【黄金の壺】第二の夜話(~28ページ)を読みました。
12月14日(土曜日)
- 【戦争と平和】(一) 第一部 第二編 9 (~292ページ)49日目
- 【坑夫】(~94ページ)19日目
- 【水滸伝】(一) 巻の七 花和尚 倒まに垂楊柳を抜き 豹子頭 誤って白虎堂に入る (~251ページ)35日目
- 【白銀の墟 玄の月】(第一巻) 四章 4 (~227ページ)28日目
- 【赤毛のアン】第十四章 アンの告白 (~143ページ)21日目
- 【イリアス】第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」(~63ページ)14日目
- 【黄金の壺】第二の夜話(~33ページ)7日目を読みました。
【水滸伝】
生臭坊主の魯智深はある寺の菜園の管理を任されます。そこへ近所のごろつきどもが悪巧みをもってやってきますが、あえなく魯智深に返り討ちにされます。その後この連中を手なずけた魯智深、彼らを招いて酒盛りをするのですが、酒を飲み肉を食らった後に果物を用意しています。あれほどがさつで乱暴者なのに、ちゃんとデザートを用意しているのが微笑ましいというか、おもしろいところです。ついでに言えば出家する前は結構おしゃれでもありました。
魯智深が柳の木を根こそぎ引っこ抜くというシーンは有名です。抜いた理由は、枝に巣を作った烏が不吉でうるさいというものでした。
【坑夫】
ポン引き長蔵・名前の紹介のない主人公・一膳めし屋から出てきた赤毛布(あかげっと)・夕暮れの山から忽然と現れた小僧の一行は、銅山に到着しました。〔全200ページの真ん中あたりです。〕そこには町があり、新しい銀行、新しい郵便局、新しい料理屋などがあります。すべてが新しく主人公は驚くのですが、それは読者であるこっちも同様で、かってにうらぶれた廃墟に近い映画のセットにでてくるような町というか、ただ道の両脇にあばら家が数件立ち並んでいるさまを想像していました。
銅山にしろ、炭鉱の町にしろ活気のあった当時というのは想像し難いものがあります。それらイコール廃墟というイメージが強過ぎるからです。ついでに言えば、この話が明治時代のものであることをなぜかここで思い出しました。
また、来週。
[…] 7週目。【2019.12.8~12.14】✙ ホフマン作【黄金の壺】 […]