【城の崎にて】志賀直哉は渓流で一匹のイモリを見つけます。
7冊同時進行読書、2020年8週目です。
今週も7冊同時進行で読書します。《通算11週目》
2020年 2月16日 (日曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 6 (~57ページ) 10日目、総計113日目
- 【堤中納言物語】虫愛ずる姫君(~29ページ) 11日目
- 【水滸伝】(三) 巻の二十四 王婆 賄(かね)を貪りて風情(うわさ)を説(すす)め 鄆哥 忿(おさま)らずして茶肆(みせ)を閙(さわ)がす(~66ページ) 6日目、総計99日目
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十三章 3 (~45ページ) 4日目、総計93日目
- 【あしながおじさん】(~50ページ) 13日目
- 【イリアス】第十歌 ドロンの巻(~312ページ) 78日目
- 【小僧の神様・城の崎にて】城の崎にて(~28ページ) 7日目 を読みました。
写真は兵庫県豊岡市日和山海岸、城崎マリンワールドの沖にある竜宮城。
【城の崎にて】
作者である志賀直哉は、電車にはねられ、その養生のため城崎温泉にきています。
どういう経緯ではねられたのか詳細はわかりませんが、まあ相手が電車だけに死んでもおかしくはない状況だったと思われます。
そこで、蜂やイモリなどの小動物の死を通して、自分の死に思いを至らすのですが、静謐な雰囲気に支配された、諦観というのとはまた違った、生と死が近いものとして見えてしまう淋しさを作者は感じます。
2020年 2月17日 (月曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 7 (~62ページ)
- 【堤中納言物語】虫愛ずる姫君(~31ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十四 王婆 賄(かね)を貪りて風情(うわさ)を説(すす)め 鄆哥 忿(おさま)らずして茶肆(みせ)を閙(さわ)がす(~80ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十三章 4 (~48ページ)
- 【あしながおじさん】(~52ページ)
- 【イリアス】第十歌 ドロンの巻(~314ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】城の崎にて(~31ページ) を読みました。
【あしながおじさん】
ファッジという名のお菓子がでてきます。
イギリスの伝統的なお菓子だそうです。
基本的な材料は砂糖とバターと牛乳で、チョコレートなどでアレンジするポピュラーな砂糖菓子とのことです。
レシピを見るに相当甘そうです。ほろほろ食感でブラックコーヒーやストレートティーに合いそうです。
ハリーポッターにも登場したようです。
作中では手作りなので、下の画像が近いでしょうか?
ちなみにこの画像はクルミ入りチョコファッジです。
2020年 2月18日 (火曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 8 (~68ページ)
- 【堤中納言物語】虫愛ずる姫君(~34ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十四 王婆 賄(かね)を貪りて風情(うわさ)を説(すす)め 鄆哥 忿(おさま)らずして茶肆(みせ)を閙(さわ)がす(~83ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十三章 5 (~56ページ)
- 【あしながおじさん】(~55ページ)
- 【イリアス】第十歌 ドロンの巻(~321ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】好人物の夫婦(一)(~39ページ) を読みました。
【水滸伝】
好漢のひとり、天傷星の武松の兄は武大です。
その兄嫁の藩金蓮と西門慶というごろつきの金持ちとの不義を、隣の王婆さんが取り持とうとしています。
ろくでもない婆さんです。
結局それは成功し、余計者と化した兄武大は殺されて、その弟である武松による復讐と話は展開していきます。
おそらく、この水滸伝第三巻は、その話に終始するものと思われます。
金瓶梅の元ネタです。
2020年 2月19日 (水曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 9 (~72ページ)
- 【堤中納言物語】虫愛ずる姫君(~36ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十四 王婆 賄(かね)を貪りて風情(うわさ)を説(すす)め 鄆哥 忿(おさま)らずして茶肆(みせ)を閙(さわ)がす(~94ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十三章 6 (~68ページ)
- 【あしながおじさん】(~56ページ)
- 【イリアス】第十歌 ドロンの巻(~326ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】好人物の夫婦(二)(~42ページ) を読みました。
【堤中納言物語】【虫愛ずる姫君】
最近、日本文化を称賛するテレビ番組が多いと思います。
数年前には、何故かお隣の国をやたらほめそやす番組が多く閉口したものです。
確かに、総じて日本文化は素晴らしいとは思いますが、もちろん全てではなく、中にはこれはどうなんだろうかと疑問に感じるもの、さらにこれはどう考えても無しだろうというようなものもあります。
その中の最たるものがお歯黒ではないでしょうか。(お歯黒については、下に引照あり)
この作品に登場する姫君は、そのお歯黒に対し、「煩わしい、汚い。」と言って白い歯を見せて笑っていたりします。
現代の感覚からしてみるとまさにその通りで、当時なぜそんなことをしていたのか、さらになぜそれを美しいとしていたのか、全く理解できません。
ただ、今の多くの人から見れば、正常で普通のこの姫君も、この作中、ひいてはこの作者からすれば、変わり者であり、白い歯を見せて笑っている残念な子という扱いです。
お歯黒は女性のまともな身だしなみであり、白い歯は異常なのです。
しかし、この筆者がこの姫君のことを取り上げたのは、「なんか、変な子がいるぞ。」という事だけではなく、『蝶は美しいが、その幼虫は醜い。』『お歯黒には洗練された美があるが、白い歯は野暮ったくてみっともない。』という当時の世間一般の風潮に疑問とまではいかないものの、何か引っかかりを覚えたからだ、というのは邪推でしょうか。
” 御歯黒・〈鉄漿〉”
歯を黒く染めること、古く上流婦人の間に起こり、院政期頃から貴族の男子もつけた。室町時代には、女子は九歳になると成年のしるしとしてつけ、江戸時代には、既成婦人がつけた。かねつけ。
三省堂 スーパー大辞林
2020年 2月20日 (木曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 10 (~78ページ)
- 【堤中納言物語】虫愛ずる姫君(~37ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十四 王婆 賄(かね)を貪りて風情(うわさ)を説(すす)め 鄆哥 忿(おさま)らずして茶肆(みせ)を閙(さわ)がす(~108ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十三章 6 (~74ページ)
- 【あしながおじさん】(~63ページ)
- 【イリアス】第十歌 ドロンの巻(~329ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】好人物の夫婦(三)(四)(~45ページ) を読みました。
2020年 2月21日 (金曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 11 (~83ページ)
- 【堤中納言物語】虫愛ずる姫君(~39ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十四 王婆 賄(かね)を貪りて風情(うわさ)を説(すす)め 鄆哥 忿(おさま)らずして茶肆(みせ)を閙(さわ)がす(~115ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十三章 7 (~79ページ)
- 【あしながおじさん】(~70ページ)
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~333ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】好人物の夫婦(五)(~50ページ) を読みました。
2020年 2月22日 (土曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 12 (~88ページ) 16日目、総計119日目
- 【堤中納言物語】ほどほどの懸想(~44ページ) 17日目
- 【水滸伝】(三) 巻の二十五 王婆 計(はかりごと)をもて西門慶を啜(そその)かし 淫婦 薬もて武大郎を鴆(ころ)す(~131ページ) 12日目、総計105日目
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 1 (~99ページ) 10日目、総計98日目
- 【あしながおじさん】(~72ページ) 19日目
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~335ページ) 84日目
- 【小僧の神様・城の崎にて】赤西蠣太(~54ページ) 13日目 を読みました。
【ブログ】
今日はやたら猫のテレビ番組が多いなと思ったら猫の日でした。
ここ2,3年前にできた記念日かと思いきや、制定は1987年とのことで、30年の歴史があるのですね。
話は変わりますが、僕は個人的なキリスト教徒で、(宗教団体には属しておらず、教会にも通っていません。)毎日聖書を読んでいます。
聖書は2000ページ以上ある書物です。
旧約聖書と新約聖書からなっています。
とても長く分厚い書籍です。僕は、いくつかの箇所を同時進行で読んでいます。(旧約聖書で5箇所、新約聖書で4箇所)
ちなみに、今日読んだのは下記の通りです。(あとヨハネの福音書も毎日読んでいます。)
思うに、7冊同時進行読書の原形と言えなくもないですね。
旧約聖書
- 創世記 37章
- 列王記 第二 19章
- 詩篇 112章
- イザヤ書 41章
- アモス書 5章
新約聖書
- ルカの福音書 13章
- コリント人への手紙 第一 5章
- エペソ人への手紙 1章
- ヨハネの黙示録 1章
また、来週。