【あしながおじさん】主人公ジューディーは、夏休みの期間農園で過ごします。
7冊同時進行読書、2020年9週目です。
今週も7冊同時進行で読書します。《通算12週目》
2020年 2月23日 (日曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 13 (~93ページ) 17日目、総計120日目
- 【堤中納言物語】ほどほどの懸想(~48ページ) 18日目
- 【水滸伝】(三) 巻の二十五 王婆 計(はかりごと)をもて西門慶を啜(そその)かし 淫婦 薬もて武大郎を鴆(ころ)す(~142ページ) 13日目、総計106日目
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 1 (~107ページ) 11日目、総計99日目
- 【あしながおじさん】(~74ページ) 20日目
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~336ページ) 85日目
- 【小僧の神様・城の崎にて】赤西蠣太(~58ページ) 14日目 を読みました。
【水滸伝】
武松の兄武大が毒殺されました。
少しずつ毒を盛り、病死に見せかけるといった生易しいやり方ではなく、即効性のある猛毒による瞬殺です。
鼠殺しの毒で、それを飲むと腸も胃もちぎれ、七つの穴から血を流し死ぬというしろものです。
腸と胃がちぎれるというのは、よくわかりませんが、容赦のない腸捻転みたいなことでしょうか。
凄まじすぎです。邪魔になったから殺すにしても、他にも方法がありそうなものです。
【イリアス】
訳注によると、この第十一歌は戦闘開始から第3日目に当たり、さらにこの第3日目は第十八歌まで続くそうです。
全体で二十四歌だから、この第3日は実に全体の三分の一をしめていることになります。
2020年 2月24日 (月曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 14 (~98ページ)
- 【堤中納言物語】逢坂越えぬ権中納言(~52ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十六 鄆哥 大いに授官庁を閙(さわ)がし 武松 闘いて西門慶を殺す(~151ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 2 (~118ページ)
- 【あしながおじさん】(~84ページ)
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~339ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】赤西蠣太(~63ページ) を読みました。
【戦争と平和】
ドーロホフの罠ともいえるトランプの勝負に引き込まれ、純朴というか坊ちゃん育ちのロフトフは多額の負けを強いられます。
この引き込まれる感じと、(ロフトフはカードゲームに執着があるわけでもないのですが、誘導されて軽い気持ちで参加してしまいます。)負けの金額が膨れ上がっていく緊張感とロフトフの思考の乱れていく様の描写が圧巻です。
少し前に、残忍で暴力的なドーロホフは、自分の家族には優しいという意外な一面をロフトフに見せていました。
しかし、その後、ロフトフ家に出入りするようになったドーロホフはソーニャ(ロフトフのいとこでロフトフ家にひきとられている)にプロポーズするも振られ、そのソーニャはロフトフに好意を寄せているという背景のもと、今回のある意味凶行ともいえる行為におよびました。
僅か一時間半ぐらいで多額の負債を負うことになったのですが、自分が加害者となる事故を不注意で起こした時と似ている気がしました。
変な言い方かもしれませんが、ロフトフ自身は無傷であり、と言うのもロフトフ自身に金を払う力はなく、払うのは父親、父親がこの場合被害者となるからです。
もちろん精神的に大きな傷を負う事にはなるでしょうが。
ドーロホフの存在により、小説は面白くはなっていますが、なんにせよ実際には、彼のような人間には関わりたくないものです。
2020年 2月25日 (火曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 15 (~104ページ)
- 【堤中納言物語】逢坂越えぬ権中納言(~53ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十六 鄆哥 大いに授官庁を閙(さわ)がし 武松 闘いて西門慶を殺す(~168ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 2 (~127ページ)
- 【あしながおじさん】(~87ページ)
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~341ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】赤西蠣太(~70ページ) を読みました。
2020年 2月26日 (水曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第一篇 16 (~111ページ)
- 【堤中納言物語】逢坂越えぬ権中納言(~55ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十六 鄆哥 大いに授官庁を閙(さわ)がし 武松 闘いて西門慶を殺す(~177ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 3 (~138ページ)
- 【あしながおじさん】(~90ページ)
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~343ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】赤西蠣太(~72ページ) を読みました。
2020年 2月27日 (木曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第二篇 1 (~117ページ)
- 【堤中納言物語】逢坂越えぬ権中納言(~57ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十六 鄆哥 大いに授官庁を閙(さわ)がし 武松 闘いて西門慶を殺す(~180ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 4 (~149ページ)
- 【あしながおじさん】(~94ページ)
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~346ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】十一月三日午後の事(~77ページ) を読みました。
2020年 2月28日 (金曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第二篇 2 (~122ページ)
- 【堤中納言物語】逢坂越えぬ権中納言(~58ページ)
- 【水滸伝】(三) 巻の二十七 母夜叉 孟州道にて人肉を売り 武都頭 十字坡にて張青に遇う(~186ページ)
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十四章 5 (~155ページ)
- 【あしながおじさん】(~97ページ)
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~350ページ)
- 【小僧の神様・城の崎にて】十一月三日午後の事(~82ページ) を読みました。
【あしながおじさん】
ルームメイトのジューリアの叔父、ジャーヴィスさんと黒パンのサンドイッチを食べながら談笑しました。
2020年 2月29日 (土曜日)
- 【戦争と平和】(二) 第二部 第二篇 2 (~126ページ) 23日目、総計126日目
- 【堤中納言物語】逢坂越えぬ権中納言(~60ページ) 24日目
- 【水滸伝】(三) 巻の二十七 母夜叉 孟州道にて人肉を売り 武都頭 十字坡にて張青に遇う(~188ページ) 19日目、総計112日目
- 【白銀の墟 玄の月】(第三巻) 十五章 1 (~171ページ) 17日目、総計105日目
- 【あしながおじさん】(~101ページ) 26日目
- 【イリアス】第十一歌 アガメムノン奮戦す(~354ページ) 91日目
- 【小僧の神様・城の崎にて】流行感冒(~94ページ) 20日目 を読みました。
【ブログ】
7冊を同時進行で読んでいるとその中には現実とリンクしたり、作品同士でリンクしたりします。
志賀直哉の短編【流行感冒】に、現実でのコロナウィルスの流行。作中で旅役者の芝居が慣行されることに対し、作者は病人が増えることが必至の興行を何故中止しないのかと思うのですが、現実では多くのイベント等が中止を余儀なくされています。
【あしながおじさん】では化学の教授と歴史の教授の学習に対する意見の相違が手紙に記されます。そして【戦争と平和】ではフリーメイソンの老人が化学や歴史の限界について述べています。
今までも時々こういったことがあり、偶然といえば偶然なのですが、面白く思います。
また、来週。