7冊同時進行読書、2021年11週目です。
今週も先週に引き続き、7冊同時進行で読書します。《通算66週目》 【ケルト妖精物語】以外は再読です。
2021年 3月7日 (日曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第四編 委託は時に放棄となる 二 怪しき二人に関する初稿 (274~277ページ) 54日目。
- 【闇の奥】 二 (63~68ページ) 22日目。
- 【水滸伝】(十) 巻の九十九 魯智深は錦を衣(き)て坐(い)ながら化(じょうぶつ)し 宋公明は錦を衣(き)て郷(ふるさと)に還る (301~310ページ) 53日目、総計484日目。
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] 司祭の晩餐 T・クロフトン・クローカー (40~47ページ) 8日目。
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 6 北方の荒れ地国 (136~143ページ) 21日目、総計154日目。
- 【アエネーイス】第三巻 アエネアースの回顧 トラキア~デロス~クレテ~イタリアへ (90~93ページ) 29日目。 を読みました。
- 【白鯨】 下巻 エピローグ (457~458ページ) 118日目、総計229日目。 読了です。
【白鯨】
読み終わりました。
約7か月かかりました。
不思議な作品です。
というのも、かなり煩雑な内容なのに、変に求心力をもった作品という印象があるからです。
思うに、船長エイハブの白鯨に対しての復讐の念が、ピークォド号の乗員、ならびにこの小説をまとめあげているのだと思います。
白鯨と聞くとシロナガスクジラを連想しますが、ここでの白鯨は白い抹香鯨(マッコウクジラ)です。
上図のようなシルエットです。
口は幅広い形状ではなく、かなり細長く、写真で見ると驚きます。(死骸の画像しかないので、ここでは掲載しませんが。)イラストや挿し絵では想像で描かれているものが多いです。
〈マッコウクジラの歯の彫刻〉
作者のハーマン・メルヴィルは1819年生まれ、1891年没です。
鯨の生態に対する情報、捕鯨技術などは当然当時のものです。
かつてのアメリカにおける捕鯨の目的は鯨油の獲得で、このマッコウクジラの身体の約3分の1をしめる頭部には、その油が満ちていることをこの作品で知りました。
本船の捕鯨船から、小型の船を3~4船発進させて鯨を追うのですが、人力で小船を漕ぎ、銛の投擲も腕力が頼りです。更に、それがロープ付きの銛であるがゆえに、鯨に命中したものの、圧倒的な力と速度をもつ鯨の推進力によって手繰りだされるそのロープに巻き込まれる二次災害もかなり多かったみたいです。
また、これほど巨大な生物を狩ろうとすれば、一気にとどめを刺すことが不可能なので、結果、なぶり殺しに近い殺戮になってしまいます。
航海を含め、命懸けの仕事であったことは間違いのないところです。
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2021年 3月8日 (月曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第四編 委託は時に放棄となる 三 アルーエット (277~282ページ)
- 【闇の奥】 二 (68~70ページ)
- 【水滸伝】(十) 巻の壱一百 宋公明は神(たましい)にて蓼児哇に聚(あつ)まり 徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ (311~318ページ)
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] ラグナネイの妖精の泉 サミュエル・ファーガスン (48~53ページ)
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 7 おかしなみぞのある丘 (144~151ページ)
- 【アエネーイス】第三巻 アエネアースの回顧 トラキア~デロス~クレテ~イタリアへ (93~96ページ) を読みました。
- 【灰色の月・万歴赤絵】〔志賀直哉 短編集〕 豊年虫 (5~10ページ) 1日目。今日から読み始めます。
【灰色の月・万歴赤絵】
志賀直哉の短編集です。新潮文庫で23の短編が収録されています。
いわゆる後期、あるいは第三期といわれる時期の作品です。
志賀直哉(1883・明治16年~1971・昭和46年)
小説家。
宮城県の生まれ。
学習院を経て東大英文科中退。武者小路実篤らと1910年『白樺』を創刊、白樺派の代表作家であり、短編小説の日本的完成者とされる。鋭い感受性、強靭な自我意識、簡潔的確な独特のリアリズムは他に比類がない。1949年文化勲章授章。代表作に『暗夜行路』『城の崎にて』『和解』など。
旺文社 日本史事典
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2021年 3月9日 (火曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第五編 下降 一 黒飾玉の製法改良の話 (283~285ページ)
- 【闇の奥】 二 (70~72ページ)
- 【水滸伝】(十) 巻の壱一百 宋公明は神(たましい)にて蓼児哇に聚(あつ)まり 徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ (318~320ページ)
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] タイグ・オケイン(タイグ・オ・カハーン)と死体 (54~58ページ)
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 7 おかしなみぞのある丘 (151~160ページ)
- 【アエネーイス】第三巻 アエネアースの回顧 トラキア~デロス~クレテ~イタリアへ (96~98ページ)
- 【灰色の月・万歴赤絵】〔志賀直哉 短編集〕 豊年虫 (10~12ページ) を読みました。
2021年 3月10日 (水曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第五編 下降 二 マドレーヌ (285~291ページ)
- 【闇の奥】 二 (72~74ページ)
- 【水滸伝】(十) 巻の壱一百 宋公明は神(たましい)にて蓼児哇に聚(あつ)まり 徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ (320~323ページ)
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] タイグ・オケイン(タイグ・オ・カハーン)と死体 (58~62ページ)
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 7 おかしなみぞのある丘 (160~164ページ)
- 【アエネーイス】第四巻 女王ディードーの悲恋 (99~102ページ)
- 【灰色の月・万歴赤絵】〔志賀直哉 短編集〕 豊年虫 (12~15ページ) を読みました。
2021年 3月11日 (木曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第五編 下降 三 ラフィット銀行への預金額 (291~295ページ)
- 【闇の奥】 二 (74~76ページ)
- 【水滸伝】(十) 巻の壱一百 宋公明は神(たましい)にて蓼児哇に聚(あつ)まり 徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ (323~326ページ)
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] タイグ・オケイン(タイグ・オ・カハーン)と死体 (62~68ページ)
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 8 ハルファンの城で (165~175ページ)
- 【アエネーイス】第四巻 女王ディードーの悲恋 (102~105ページ)
- 【灰色の月・万歴赤絵】〔志賀直哉 短編集〕 豊年虫 (15~18ページ) を読みました。
2021年 3月12日 (金曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第五編 下降 四 喪服のマドレーヌ氏 (295~298ページ)
- 【闇の奥】 二 (76~78ページ)
- 【水滸伝】(十) 巻の壱一百 宋公明は神(たましい)にて蓼児哇に聚(あつ)まり 徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ (326~332ページ)
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] タイグ・オケイン(タイグ・オ・カハーン)と死体 (68~72ページ)
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 8 ハルファンの城で (175~183ページ)
- 【アエネーイス】第四巻 女王ディードーの悲恋 (105~106ページ)
- 【灰色の月・万歴赤絵】〔志賀直哉 短編集〕 鳥取 (19~22ページ) を読みました。
2021年 3月13日 (土曜日)
- 【レ・ミゼラブル】(一) 第一部 ファンティーヌ 第五編 下降 五 地平にほのめく閃光 (298~303ページ) 60日目。
- 【闇の奥】 二 (78~81ページ) 28日目。
- 【水滸伝】(十) 巻の壱一百 宋公明は神(たましい)にて蓼児哇に聚(あつ)まり 徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ (332~336ページ) 59日目。総計490日目。
- 【ケルト妖精物語】 [群れをなす妖精(フェアリー)たち] タイグ・オケイン(タイグ・オ・カハーン)と死体 (72~76ページ) 14日目。
- 【銀のいす】[ナルニア国ものがたり 4 ] 8 ハルファンの城で (183~186ページ) 27日目、総計160日目。
- 【アエネーイス】第四巻 女王ディードーの悲恋 (106~112ページ) 35日目。
- 【灰色の月・万歴赤絵】〔志賀直哉 短編集〕 鳥取 (22~24ページ) 6日目。 を読みました。
また、来週。
1.【レ・ミゼラブル】
作者)ヴィクトル・ユーゴー(1802~1885)フランスの詩人、小説家、政治家。
出版)1862年。
2.【闇の奥】
作者)ジョセフ・コンラッド(1857~1929)ポーランド出身のイギリスの小説家。
出版)1902年。
3.【水滸伝】
作者/編者)施耐庵(1296~1370)[ あるいは、羅漢中(生没年不明)]
成立年代)明(中国)14世紀。
4.【ケルト妖精物語】
編者)W・B・イエイツ(1865~1939)。アイルランドの詩人、劇作家、思想家。
出版)『アイルランド妖精物語』が1892年に出版されています。
5.【銀のいす】
作者)C・S・ルイス(1898~1963)。アイルランド系のイギリスの作家、学者、中世文化研究者、キリスト教擁護者。
出版)1953年。ナルニア国ものがたり 4(全7冊)
6.【アエネーイス】
作者)プープリウス・ウェルギリウス・マロ―(前70~前19)。古代ローマの詩人。
執筆)前29~前19年。未完成。
7.【白鯨】
作者)ハーマン・メルヴィ(1819~1891)アメリカの小説家。
出版)1851年。
〔 7.【灰色の月・万歴赤絵】〕
作者)志賀直哉(1883~1971)。白樺派を代表する小説家の一人。
出版)1928(昭和3年)~1963(昭和38年)。〔短編集なので。〕