【戦争と平和】
1812年9月、ナポレオン1世はついにモスクワに到達しました。(画像、9月ではないですが…)
7冊同時進行読書、2020年36週目です。
今週も先週に引き続き、7冊同時進行で読書します。《通算39週目》7冊全て再読です。
2020年 8月30日 (日曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 15 (478~483ページ) 94日目、総計309日目。
- 【江戸忍法帖】 おんな獅子 二 (208~214ページ) 47日目。
- 【水滸伝】(七) 巻の六十六 時遷 火もて翠雲楼を焼き 呉用 智もて大名府を取る (206~209ページ) 29日目、総計295日目。
- 【ピーター・パン】 ピーター・パン (23~27ページ) 7日目。
- 【秘密の花園】 一五 春の仕事 (214~218ページ) 34日目。
- 【変身物語】(上) 巻三 セレメ (108~111ページ) 31日目。
- 【白鯨】 上巻 第二十章 全船活況 (177~180ページ) 41日目。 を読みました。
【ピーター・パン】
主人公ピーター・パンの登場なのですが、アニメや舞台でお馴染みのあの緑の衣装、花のかたちというか、葉っぱを継ぎ合わせたというか、とにかくおそらく植物をモチーフにしたであろう、羽のついた帽子とセットになった服を着ているというイメージは全くありません。
イメージカラー緑のピーター・パンというのは、おそらくディズニーアニメの影響ではないでしょうか。
人でも鳥でも妖精でもない、まさしくピーター・パンとしか言いようのない存在であり、人としての教育を受けられないためとんちんかんな事をしでかしたりと、どちらかといえば、孤独で可哀想な印象を受けるのですが、作者によると非常に幸福で陽気に暮らしているそうです。
ピーター・パンの住む「蛇形池」の中にある島には、ソロモンをいう老賢者がいます。年老いたフクロウと思って読んでいるのですが、その辺は曖昧です。
このソロモンがピーターに鳥の習慣を教えたことが、彼が幸福である理由です。
- ちょっとしたことにも喜ぶ習慣
- いつも本当になにかをする習慣
- 自分のしていることは非常に大切なことだと思ってする習慣
こういったことのためにピーターも鳥たちも、ソロモン自身も愉快に心たのしく日々を送っているわけです。
ただ、だからといって作者バリーがこの習慣を奨励しているとか、つまらない日々を送っていると考える子どもを含めた多くの人々を啓蒙教育しようとかそんな感じでもないのです。
なにか皮肉の影が付きまとっているのを感じます。もちろん、中途まで読んでの感想ですが。
2020年 8月31日 (月曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 16 (483~491ページ)
- 【江戸忍法帖】 おんな獅子 三 (214~215ページ)
- 【水滸伝】(七) 巻の六十六 時遷 火もて翠雲楼を焼き 呉用 智もて大名府を取る (209~212ページ)
- 【ピーター・パン】 ピーター・パン (27~32ページ)
- 【秘密の花園】 一五 春の仕事 (218~231ページ)
- 【変身物語】(上) 巻三 テイレンシアス (112~113ページ)
- 【白鯨】 上巻 第二十一章 乗船 (180~185ページ) を読みました。
2020年 9月1日 (火曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 17 (491~499ページ)
- 【江戸忍法帖】 一眼つぶれ一眼ひらく 一 (216~220ページ)
- 【水滸伝】(七) 巻の六十七 宋江 馬歩三軍を賞し 関勝 水火二将を降す (213~220ページ)
- 【ピーター・パン】 ピーター・パン (32~38ページ)
- 【秘密の花園】 一五 春の仕事 (231~233ページ)
- 【変身物語】(上) 巻三 ナルキッソスとエコー (113~116ページ)
- 【白鯨】 上巻 第二十二章 メリィ・クリスマス (185~192ページ) を読みました。
2020年 9月2日 (水曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 18 (499~504ページ)
- 【江戸忍法帖】 一眼つぶれ一眼ひらく 二 (220~224ページ)
- 【水滸伝】(七) 巻の六十七 宋江 馬歩三軍を賞し 関勝 水火二将を降す (220~223ページ)
- 【ピーター・パン】 ツグミの巣 (38~42ページ)
- 【秘密の花園】 一六 仲たがい (233~244ページ)
- 【変身物語】(上) 巻三 ナルキッソスとエコー (116~121ページ)
- 【白鯨】 上巻 第二十三章 風下の岸 (192~193ページ) を読みました。
【変身物語】 ナルキッソスとエコー
ナルシシズム、ナルシストの語源となった美少年ナルキッソスです。
こだまの精であるエコーの求愛をにべもなく拒絶したために、澄んだ泉に映った自分自身に恋焦がれて死ぬことになってしまい、水仙の花になりました。
個人的には、水仙は清楚で可憐という感じで、ナルシストのイメージはありません。
2020年 9月3日 (木曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 19 (504~509ページ)
- 【江戸忍法帖】 一眼つぶれ一眼ひらく 三 (224~228ページ)
- 【水滸伝】(七) 巻の六十七 宋江 馬歩三軍を賞し 関勝 水火二将を降す (223~226ページ)
- 【ピーター・パン】 ツグミの巣 (42~48ページ)
- 【秘密の花園】 一六 仲たがい (244~245ページ)
- 【変身物語】(上) 巻三 バッコスとペンテウス (122~125ページ)
- 【白鯨】 上巻 第二十四章 弁護 (194~197ページ) を読みました。
【戦争と平和】
1812年9月、ナポレオン1世はついにモスクワに到達しました。
しかし、多くの人々は既に避難しており、ほぼ無人状態、もぬけの殻ででした。
ロシア軍の作戦で、わざと退却しフランス軍を深く引き入れたといったようなことをよく聞きますが、トルストイによると、色々な要因が複雑に重なり合って、結果としてそうなったという感じです。
歴史上の出来事は、そう綺麗に割り切れるものではないでしょうね。
この作品中には、トルストイの歴史観や世界観、更には人生観などにも多くのページをが割かれていて、興味深く読み応えもあるのですが、ここは好みの分かれるところで、冗長だと感じる人も多いと思います。
聖ワシーリイ大聖堂。赤の広場に隣接しています。
2020年 9月4日 (金曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 20 (510~513ページ)
- 【江戸忍法帖】 虚によって影をうつ 一 (228~232ページ)
- 【水滸伝】(七) 巻の六十七 宋江 馬歩三軍を賞し 関勝 水火二将を降す (226~232ページ)
- 【ピーター・パン】 ツグミの巣 (48~52ページ)
- 【秘密の花園】 一七 仲なおり (245~255ページ)
- 【変身物語】(上) 巻三 リュディアの船乗りたち (125~131ページ)
- 【白鯨】 上巻 第二十四章 弁護 (197~200ページ) を読みました。
【戦争と平和】
撤退するロシア軍は赤の広場に差し掛かっていますが、避難する市民や略奪を始める兵士達、橋に殺到する輜重や荷馬車などにより、混乱を極めています。
赤の広場の”赤”は社会主義からくるものではなく、美しいという意味です。
ロシア語の赤には美しいという意味があるので、”美しい広場”となります。
ロシア歴史博物館。1872開設なので、作品当時にはありません。
2020年 9月5日 (土曜日)
- 【戦争と平和】(三) 第三部 第三篇 21 (513~517ページ) 100日目、総計315日目。
- 【江戸忍法帖】 虚によって影をうつ 二 (232~239ページ) 53日目。
- 【水滸伝】(七) 巻の六十七 宋江 馬歩三軍を賞し 関勝 水火二将を降す (232~241ページ) 35日目、総計301日目。
- 【ピーター・パン】 閉め出しの時間 (53~58ページ) 13日目。
- 【秘密の花園】 一七 仲なおり (255~257ページ) 40日目。
- 【変身物語】(上) 巻三 ペンテウス (132~134ページ) 37日目。
- 【白鯨】 上巻 第二十五章 追記 (200~202ページ) 47日目。 を読みました。
また、来週。